ジャーマンアイリスの株分けと植替えの説明です。


>> 季節毎のジャーマンアイリス栽培のワンポイント・アドバイス <<  

>> ヘメロカリス栽培のワンポイント・アドバイス <<  

【 ジャーマンアイリス栽培で知っておくべき事! 】 (^^♪
ジャーマンアイリスは親株は1年で駄目になり、子株に更新して株を継続するものです!2年に一回は、子株を分割して植替えをしてリスク分散したいところです!植替えのトラブルも少なくなる残暑も和らぐ9月以降の早い段階で植替えすると来春の開花も期待できます(*^^)v

ジャーマンアイリスの植替え


■ジャーマンアイリス株分け方法 へ
■ジャーマンアイリス植え付け方法 へ


花は植え付けてから2~3年が見ごたえがありますが、そのまま植えたままにして株が混み合ってくると、株が弱ってきたり花が咲かなくなります。
従って1~2年毎に株分けすることをお勧めします。

生育が良く株数が急激に増える場合には、毎年株分けしてもよいでしょう。プランターや鉢植えの場合は、毎年植え替えが必要です。


■ジャーマンアイリス株分け方法

(1)根を切らさないように株から20cm位手前でスコップを入れます。強く寝ずいている場合は株の周囲の数箇所にスコップを入れてから堀りおこしてください。
(2)株を揺さぶって土を払い落とします。
(3)親株から出ている大きくなった子株を親株と子株の接合した細い部分で折り分割します。
(4)根がボロボロで栄養分のない親株は処分します。
(5)まだ小さくわき芽の出ていない子株は親株に付けたままにして植えることができます。
(6)分割した子株の葉は15~20cmほど残して先がとがるようにカットします。
(7)分割した子株は、切り口がしっかり乾燥するように日陰干ししてください。切り口を充分に乾燥しないまま植えるとそこから病気が発生しるので気をつけましょう。

●ジャーマンアイリスの植え替え手順(植替える株の準備)
 ※以下の植替え写真は9月のものです
ジャーマンアイリスの葉に品種名を書く ジャーマンアイリスの枯葉と雑草を除去する ジャーマンアイリスの株元にスコップを入れる
株分けした後に品種が判別できるように油性マジックで株元の葉に品種名を書きます
枯葉と株の周りの雑草を取り除きます
根を傷つけないように株の手前20cmの所にスコップを入れます
ジャーマンアイリスの株の周囲全体にスコップを入れて堀り上げやすいようにする ジャーマンアイリスの株を掘り上げる ジャーマンアイリスの根に付いた土を手で取り除く
株の周囲全体にスコップを入れて堀り上げやすいようにします
株の周囲の1箇所にスコップを入れ手前に倒し、株を堀り上げます
手で根に付いた土をできるだけ取り除きます
ジャーマンアイリスの根を地面にたたきつけ土を落す 土を落したジャーマンアイリスの根 根の土を取り除いたジャーマンアイリスの株
両手で株元の葉をつかみ少し持ち上げて地面にトントンぶつけて残りの土を落とします
このように根についた土が少なくなると株分けしやすくなります 多少は土が残っていてもかまいません
根の土をきれいに取り除いたジャーマンアイリスの株です
ジャーマンアイリスの親株から子株を株分けする 株分けしたジャーマンアイリスの子株 次々とジャーマンアイリス子株を分離する
中央の親株に付いた子株を株分けするために、親株と子株の接合部分で子株を折り分離します
このように子株が分離されます
親株の周りから出ている子株を次々と折り分離します
株分けしたジャーマンアイリスの子株 株分けが終わったジャーマンアイリス親株 ジャーマンアイリスの葉のカット
このように8つの子株に分かれました
これらが今度は親株になります
株分けが終わった親株は根がボロボロで栄養分はありません もう育たないので捨てましょう
小さな子株が付いていてその近辺の根が元気な場合は、また植えることもできます
植替え時の葉や株の乾燥を防ぐためと株が風で倒れないために、葉丈が15~20cmくらいになるように剪定バサミでカットします
葉がカットされたジャーマンアイリス 株の切り口を乾燥させるために天日に当てるジャーマンアイリス 株分けしたジャーマンアイリス株には新たな子株が生えている
このように山型に先がとがるようにカットしたら完成です
葉をカットしたら病気を防ぐために株の切り口を乾燥させるために天日に当てます
株分けした子株にはお尻の部分から新たな子株が生えています
来年にはこの子株が株の周囲にも生えてきて大きくなります



■ジャーマンアイリス植替え方法

(1)広い庭や畑に植える場合は土を盛って畝を作ります。
花壇に植える場合は、盛り土を作ります。土を盛った天辺に植えるのは水はけをよくするためです。
水はけの悪い場所に植える場合は特に盛り土をしてください。
(2)植えつける一週間前くらいに苦土石灰や草木灰や石灰を土に混ぜます。
当ショップでは時間がない場合は面倒なので株を植えつける直前に苦土石灰を土に混ぜてから植えつけています。
(3)土を盛った天辺にスコップで真下に植えつける穴を掘ります。出来れば根の長さ位の高さに掘れれば理想的ですが、大変な場合は根を折り曲げて植えつけられる高さで構いません。
時間がない場合は、穴を掘った時点で苦土石灰を土に振りかけるように混ぜてもよいでしょう。
(4)植えつける株の根が真下に下りるように穴に入れ土をかけて植えつけます。株を湿気から守るように株の頭半分が出るくらい浅植えします。
秋に植えつける場合は、冬の寒さから株を守るために株の頭が少し出るくらい深植えしてもよいでしょう。
(5)株が風でぐらつかないように、土が固くなるくらいしっかり手で株の周囲の土を押さえつけてください。
(6)株と株の植える間隔は畑の場合は30cm、庭植の場合は20cmにします。
一般的な長方形のプランターでは2株植えれば充分です。ジャーマンアイリスの子株は株のお尻の部分(白くなっている部分)から成長するのでプランターの中央に葉茎がくるように植えてください。

●ジャーマンアイリスの植え替え手順(植えつけの仕方)
 ※以下の植え替え写真は9月のものです
畑にジャーマンアイリスを植えつける畝を作る 苦土石灰をバケツに用意 畝にジャーマンアイリスを植える穴を掘る
畑に植える場合は畝を作ります(左の畝を参考) 1列に植えたり2列交互に植えたりできますが、2列交互の方が花が咲いた場合に花のボリューム感が出ます
ここでは2列交互に植えます 従って畝幅は60cmくらいにします
石灰や苦土石灰は1週間前に畝を作るときに土に混ぜておきますが、ここでは植える直前で土に混ぜます
苦土石灰をバケツに入れ用意します。植え付け穴を掘るスコップには土がつきますので、もう一つ苦土石灰をかける専用のスコップも用意します
畝の天辺に穴を掘ります。掘る深さはジャーマンアイリスの根の長さが理想的ですが、大変な場合は、根を多少折り曲げて植えられる深さでもよいでしょう
掘った穴と堀リ上げた土に苦土石灰をばらまきます ジャーマンアイリスの根が穴に真直ぐ下に入るように植え付けます 準備したジャーマンアイリスの株を植えつけます
掘った穴と堀リ上げた土に苦土石灰をばらまき少し混ぜます
準備したジャーマンアイリスの根が穴に真直ぐ下に入るように植え付けます
穴が浅い場合は多少は根を折り曲げて植えてもようでしょう
土をかぶせて手で地面を押さえ付けます 風により株がぐらつかないように株の周囲は地面が硬くなるくらいしっかり押さえ付けてください
株の半分が地面から出るくらい浅植えします(晩秋に植える場合は、寒さ対策で株の頭が少し出るくらいに深植えしてもよいでしょう
株間20~30cmになるように次の穴を掘る ジャーマンアイリスの植える向きも考慮する 畝の端に植えると根が伸びるスペースがなくなるので注意
先に植えた株と株間20~30cmになるように次の穴を掘ります
苦土石灰をまき、株を植えつけます このように接近して植える場合は株のお尻の部分(株の切り口とは反対の方)が向き合わないように注意してください
ジャーマンアイリスの子株は一般的にお尻の部分に成長しますので向き合うと株が込み合います
畝の端に植えると根が伸びるスペースがなくなるので注意してください
            
ジャーマンアイリスはしっかり植えつけてください ジャーマンアイリスの植える間隔 ジャーマンアイリスを植えつけた畝
しっかり植えつけてください
このような株の間隔(20~30cm)で植えつけていきます
ジャーマンアイリスを植え付け後の畝の様子です
ジャーマンアイリスを花壇に植える場合は盛り土をします 盛り土の植えに植えたジャーマンアイリスの株 根が安定し少し成長したジャーマンアイリスの株
花壇にジャーマンアイリスを植える場合は湿気を防ぎ乾燥気味にするため盛り土をします
苦土石灰を混ぜて盛り土の天辺に穴を掘ります
根が穴に真直ぐ下に入るように植えつけます。地面をしっかり押さえて株がぐらつかないようにしてください
梅雨など湿気の多いときは浅植えにし、冬に近い秋は寒さ対策のため深植えします。
しばらくすると根も安定し子株の葉も伸びます



↓↓↓↓↓↓↓↓↓
商品カタログ表示(印刷可能)

このエントリーをはてなブックマークに追加


トップページ商品一覧・ご注文お問い合わせ
TOPPAGE  TOP