ジャーマンアイリスの栽培方法の説明です。


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【 ジャーマンアイリス栽培で知っておくべき事! 】 (^^♪
ジャーマンアイリスは親株は1年で駄目になり、子株に更新して株を継続するものです!2年に一回は、子株を分割して植替えをしてリスク分散したいところです!植替えのトラブルも少なくなる残暑も和らぐ9月以降の早い段階で植替えすると来春の開花も期待できます(*^^)v

ジャーマンアイリスの栽培方法


■ジャーマンアイリスを植える場所 へ
■ジャーマンアイリスの植え方 へ
■ジャーマンアイリスの水やり へ
■ジャーマンアイリスの肥料 へ
■ジャーマンアイリスの基本管理 へ


以下はジャーマンアイリスの栽培方法ですが、栽培する土地の性質や気候、また、個人のやり方によりいろいろな 方法があると思いますので、参考情報としてお使いください。
いろいろと注意事項を書いていますが、ジャーマンアイリスは大変丈夫で手間のかからない植物なので、お気軽に栽培をお楽しみください。

※以下は関東地方を基準に説明していますので、栽培する地域の気候に合わせて栽培してください。

■ジャーマンアイリスを植える場所

ジャーマンアイリスを植える場所

日当たり、水はけ、風通しのよい乾燥した土壌を好みます。
夏に涼しい高冷地ではよく育ちます。
植え替えは一般的には花の終わった6月~10月上旬にかけて行います。
(寒冷地では早い時期に根付かせるため8月中に行ってください。)
※梅雨時期に植える場合には、株の切り口を充分乾かした状態で晴れた日に行いましょう。
土質は特に選びませんが、水はけのよい土質ならばどんな場所でもよいでしょう。
石が混じった荒れた土地や土手の斜面などでもよく育ちます。
アルカリ性の土を好むので、酸性土の場合は苦土石灰や草木灰や石灰を混ぜてアルカリ性にします。
野菜を育てた土地などは、肥料分が多いため軟腐病にかかりやすいので避けてください。
花壇植えや畑植えのような地植えの他に、鉢植えやプランターでも栽培できるので、ベランダでも栽培可能です。



■ジャーマンアイリスの植え方

ジャーマンアイリスの植え方
植える株(球根)の準備
・古い葉や枯れた葉は腐る原因になるため取り除いてください。
・株の植え替えの場合は、親株から子株をポキポキ折って分割します。切り口から病気が発生しないように直射日光に数時間当てて完全に乾燥させてから植えつけます。
・株が風で倒されないためと葉からの水分蒸散を防止するために、株から15cm位のところで葉をカットします。風の当たりを小さくするために、カットした先が三角になるようにカットしてください。
日本の土地のほとんでは酸性なので弱酸性~中性にする必要があります。石灰をまく場合は1ヶ月~1週間前に土に混ぜておきます。苦土石灰や草木灰は植える直前に混ぜても構いません。(混ぜる量:1㎡にひと握り)
晴れていて地面に湿気がない日に植えてください。雨が降りそうな時は避けてください。
梅雨時期に株を購入した場合は、極度に乾燥しないように保存して梅雨明け後に植えるか、植える場合は晴れた日を選んでください。
植え替えは花の終わった6月~10月上旬にかけて行います。
  真冬を除く上記以外の時期でも植替えは可能ですが、次の春での開花は期待できません。
  梅雨時や真夏の雨量の多い高温多湿の時期には、軟腐病にかかる可能性があるので、株の切り口   や根が乾いた状態で晴れた日に植えてください。
地植えの場合は土を盛って高畝を作りその上に植えてください。
根を真下に真直ぐ埋めるため、ある程度の深さの穴を掘ります。
根茎の背中(葉の根元の株)半分が地上に出るように浅植えにします。この浅植えが軟腐病の防止になります。
根が浮いて出るほどの浅植えは、株が乾燥してしまうので注意してください。
植えつけ後は周りの土を手の平で押さえて固めて風で倒れないようにします。

●植える場所別の注意事項

花壇植え日当たり、排水性、風通しの良い場所に植えます。排水性が悪い場合は土を盛ってその天辺に植えつけます。
畑植え高畝を作りその上に植え付けます。雑草が生えやすく通気性が悪くなるので、雑草の駆除が重要になります。
鉢植え根が長く伸びるのでなるべく大きめの8号鉢(24cm)に1株を植えます。
排水性のよい土(赤玉土7、腐葉土3)を入れます。
子株が出て生長した時を想定して窮屈にならない配置で植え付けます。
日当たりの良い所に置きます。梅雨時は湿気を避けるため雨の当たらない場所に移動します。
プランター植え横に長い長方形のプランターである程度深さのあるものがよいでしょう。3株程度植えます。
排水性のよい土(赤玉土7、腐葉土3)を入れます。
子株が出て生長した時を想定して窮屈にならない配置で植え付けます。
日当たりの良い所に置きます。梅雨時は湿気を避けるため雨の当たらない場所に移動します。



■ジャーマンアイリスの水やり

地植え乾燥には強いため、ほとんど与えなくて大丈夫です。しかし、植物なので極端に乾燥している雨の当たない場所では生育が悪くなるので水を与えてください。
鉢植えやプランター植え用土が乾いたら鉢底から水を適度に与えます。
夏は週に1回程度の頻度で涼しい時間に与えます。
冬場も風が吹き用土が乾燥する場合は、水を適度に与えてください。



■ジャーマンアイリスの肥料

地植え肥料はよほどの痩せた土地意外は与える必要はありません。肥料を与えすぎると軟腐病にかかりやすくなります。特に硫安や尿素、油かす、鶏糞などの窒素質肥科は軟腐病になる確立が高いので控えてください。
極端なやせ地や、生育状態がきわめて悪いような場合だけ肥料を施してください。元肥は施さないで追肥だけで栽培した方が良いです。元肥を施すと根付きが悪くなったり、枯れる場合があります。
追肥は根が活着した1ヶ月後くらいに施します。2回目の追肥は更に1ヶ月から1ヶ月半後に施します。3回目は春の芽出し肥として、3月頃に施します。寒冷地では、4月頃がよいでしょう。
肥料は一般に市販されている、化成肥科(窒素、リン酸、カリの3要素が等分に配合されているもの)で充分です。株間に適量(小さなティースプーン1杯程度)、施すようにしてくだざい。
当ショップでは、植える時に腐葉土や雑草堆肥(雑草を自然に放置したもの)、クン炭(籾殻を燃やして炭状にしたもの)を土に混ぜています。
鉢植えやプランター植え鉢植えやプランターでは肥料分の減りが早いため、肥料を適切に施す必要があります。
元肥を施す場合は、リン酸、カリを主体として、骨粉や硫酸カリを使用します。また、マグアンプKを使用するのもお手軽で良いでしょう。
追肥の時期や肥料については、地植えと同じです。



■ジャーマンアイリスの基本管理

ジャーマンアイリスの枯れ葉の管理
●枯れ葉の管理
春夏秋の間にジャーマンアイリスの葉は常に成長し、新しい葉が出ては古い葉が枯れていきます。
この枯れた葉を放置しておくと株もとの風通しが悪くなったり、梅雨時には枯れ葉が腐り軟腐病が発生する恐れがあります。定期的に枯れた葉は除去してください。
  
茶色くしなびた細いのが枯れ葉です→
ジャーマンアイリス畑の雑草の管理
●雑草の管理
ジャーマンアイリスの周りに雑草が生えると風通しが悪くなり、株周りの湿気が増すので雑草は取り除いてください。特に梅雨時は雑草が急成長するので注意が必要です。
ジャーマンアイリスの数が多い場合は、雑草対策に薄めの除草剤を使う場合もあるようです。
雑草は繁殖力旺盛なため放っておくとジャーマンアイリを覆いつくしてしまうため、早い時期の対応とこまめな除草が重要です。
ジャーマンアイリス梅雨時の注意
●梅雨時の注意
梅雨時の高温多湿の時期にいろいろな病気が発生する恐れがあります。ジャーマンアイリスの栽培でこの時期が一番重要です。
注意する点は株の上まで土で覆われていたら土を取り除き株の半分が地上に出るようにします。枯れ葉や雑草も除去してなるべく株への湿気を避けましょう。
雨よけをすることにより乾燥した状態を保つこともできます。雨よけをしなくても充分に栽培は可能ですが、余裕があったら試してください。
真夏の高温で雨量の多い時期にも軟腐病になる可能性があるので、前記の注意が必要です。
ジャーマンアイリスの花の管理
●花の管理
強風により花茎が倒されることがあります。花で重くなった花茎は支柱で支えてあげてください。
ジャーマンアイリスが1本の花茎に4~6の花芽がつきます。これらは順々に咲いていきます。
咲き終わった花は早めに摘んでおくと次の花に養分が行き、きれいに咲きます。
花が全部咲き終わったら、翌年の花つきをよくするためにハサミで花茎を株元から切り取ります。
花茎を残しておくと腐ったりする場合もあるので除去してください。
※花後に実ができて種を採取する場合には、種が採れるまで花茎は残してください。
ジャーマンアイリスの病気
●病気の予防
高畝や斜面に植えて排水性をよくする。
病気の原因になる枯れた葉や花後の茎を直ぐに取り除く。
冬以外では、根が張ると株が地面に埋もれるため株の半分が地上に出るように土を取り除く。
病気になった株は、直ぐに処分する。
病気の予防としてベンレート水和剤やアグリマイシン等の殺菌剤の散布をしてください。特に高温多湿の梅雨時に有効となるでしょう。
ジャーマンアイリスの寒冷地での管理
●寒冷地での管理
夏でも涼しく高温多湿に悩まされない寒冷地ではジャーマンアイリスの栽培に最適です。ジャーマアイリスは耐寒力が非常に強く地面と一緒に凍結しても被害はありません。
積雪が株を覆っても平気ですが、特に凍結がひどく株が浮き上がってしまうところでは防止のために、株の上に土や落葉等をかぶせます。
しかし、暖かくなる3月上旬には、かぶせた土や落葉を取り除く必要があります。



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